平成16年7月に新潟、福井などで発生した豪雨災害の後、災害時に弱い立場におかれる、障害者や高齢者の方々(いわゆる要援護者)に被害が集中し、これらの人々への防災対策の必要性がやっと浮き彫りとなった。
内閣府はこの流れをうけ、平成17年3月に災害時の要援護者登録の避難支援ガイドラインを設置した。
鎌倉市では平成14年度から災害時要援護者登録を開始しているが、現在の登録者数は約800人と少な目。災害時に早期の情報伝達、また避難を必要とする人々は潜在的にもっと多数にのぼるはずであり、そのニーズをいかに掘り起こし登録へと向けさせる方が課題。前述のガイドラインに即した対応をとることができないか質した。
また、町内会単位などで組織されている自主防災組織が災害時に実働できる体制となるように、情報保持のあり方、避難訓練の方法など改正の余地が大きいと考え、これらの点についての考え方を確認した |