- 平成24年12月27日(木)
今日は鎌倉市議会の臨時議会。議会提出議案の、議員定数を2名減らす条例が可決されました。来期は26名でのスタートです。
議員は何をしているかわからない等という市民の方からの意見に答えるために今回の削減は、その削減分を議会の調査能力向上ため、例えば法律担当の職員を議会に置くことや、広聴機能を強化させるために広聴会やパブリックコメントの実施などを行うことに充当することも目的としています。
議会議員の削減は行財政改革からだけでななくて、こういった議会の資質向上を考えることも重要です。でなければ、もっと減らして!という市民の声は消えることはないでしょう。
ちなみにこの条例は議会のプレッシャーでもあります。
せっかく議員を減らして、その代わり調査能力も向上させたのに調査も実施できず、条例一本まともに作れなかったという結果ではなんのための削減だったかということになりかねません。
我が会派としては、4常任委員会あるので、そこから一名ずつの減と考えて、4減ベースという考え方も持っていましたし、私自身は定数減に前向きな立場でこの4年間臨んできましたが、定数の削減は単独で叫んでいても実現できないのが、議会の厳然たる事実で、本当に厳しいところです。いかに多数の賛同できる着地点を見いだせるかが、議会の難しいところであり、そのゆえんたるところだと考えます。(実際本日の条例は反対会派もありましたので、全員の賛成ではありません)
しかし、今期は2名減を実施。成果をみていただくためにより一層がんばらなくてはいけないと思っています。
- 平成24年12月20日(木)
12月定例会も最終日。
今回は議会定数の議案の提出の関係で議会が中断され、約3時間強も時間の空費がおきました…。
自分の意見も言う、そして他人の意見も尊重する。意見が違えば合意できるまで議論するが、時には多数の意見をもって事を進めることが必要というのが基本中の基本ですが、こんな事すら難しい現実に、いまだに愕然とします。
議会改革、難しいものです。>
- 平成24年12月16日(日)
全国的には自民党の圧勝という結果となった今回の衆議院議員選挙でした。今後選挙中に約束された事項がどういった形となっていくのか私たち有権者はしっかり見届けるべきです。
前回の政権交代がそれまでの政治に対するNOという意味づけだったにも関わらず、民主党への失望、そして第三極も予想されたほどは伸長せず、党の乱立のわりには政治をまかせられる選択肢があまりに少なかったということなのでしょうか。
今回の投票率が低調だった背景には、政治への不信が一つあると感じます。政治に関わる地方議員の身としては、重大にとらえるべき事態ではないかと思います。
- 平成24年12月11日(火)
所属する教育こどもみらい委員会が行われました。今日の報告事項も多岐にわたるものでした。
第二子ども会館・子どもの家の移転に関する検討状況では北鎌倉美術館の取得を視野にいれた移転について報告され、素早い対応には感謝しつつも、他施設とのバランスや、関係団体への丁寧な対応などを要望しました。
他には大船中学校の改築設計業者の選定結果も報告さました。自然利用、スポーツ拠点、共生・自立、歴史の継承、地域交流などの5つのコンセプトを中心にまとめられており、期待の高まる素晴らしい内容でした。なおご近隣から苦情をいただいている校庭の砂の課題などについて対応を改めてとるようお願いしました。
文部科学省が実施したいじめの問題にかんする児童生徒の実態把握等に係る緊急調査の結果について報告されました。保護者への連絡方法や、引き継ぎ方法など鎌倉市内小学校と中学校で対応について開きがあるので、その差異の原因については質疑を行いましたが、未確認ということで調査をお願いしました。
- 平成24年12月06日(木)
一般質問の出番が終了しました。今任期においては最後の一般質問です。先日お伝えしたように、今回は子育て支援と地域コミュニティについて。
子育て支援については、現在公立と民間の実施する保育ですが、実際入ってみないと保育の内容はわかりづらいものです。教室の様子から始まって、お散歩や先生の対応など…。
公立、民間問わず質の高い環境の中で子供たちを育てる事ができるように、保育の評価事業を行うことを要望しました。
子どもたちのみならず、現在保育を利用している保護者の方、またこれから利用する保護者の方へHPや、一時的な見学だけでは得られない情報提供の体制を整えることは必要です。
担当原局では必要性については認識してもらっているようですが、着手にはまだ体制づくりなど課題があるようで、答弁は検討にとどまりました…。
他には今後の公共施設再編計画の編成前にこどもみらい部としてリードをとって子どもの施設の設置はどうあるべきか、改めて方針を策定することを要望しました。行政改革が全面に押し出されて、利用者の利便性が低下したりすることのないよう、子供たちの目線にたった検討をお願いしたいという意図です。
地域コミュニティについては、現在大船地域で実施されている地域会議と今泉台地区で行われている長寿まちづくりプロジェクトについて、質問を行いました。
地域会議では全市的に実施することをにらんだ試行であり、その見通しや、当該地域全体にその活動がいきわたるよう、また地域で活動する各団体に横串をさすような取組であるよう要望しました。
また今泉台のプロジェクトでは、ぜひ高齢者の方が活躍できる場づくりを実施することを要望しました。先日書きましたが、超高齢化社会にあっては高齢者の方は活躍いただくべき人材です。
地域コミュニティづくり、かなり難しい課題ですが、最後の市長答弁も「あきらめずに進める」といった前向きでやる気十分な内容をいただきました。推移を見たいと思っています。