- 平成24年07月30日(月)
教育こどもみらい常任委員会で、市内の小学校のいくつかを視察しました。
今回の内容は、先月の調査の際に0.19マイクロシーベルト以上の放射線量を検出し、土壌汚染を実施した学校です。検出場所や、埋め立て場所などを見ました。
埋め立て場所については、もちろん児童が立ち入りをしない場所が望ましく、その管理についても見せていただきました。
高い数値が検出された場所には雨樋下の枡などが散見されますが、同じ建物で同じように配置されていても、一つだけ高い数値が検出されていた箇所があるなど本当に難しい問題だと感じます。
また除去が行われても、今後も継続した対応が必要ということを改めて感じました。
視察の後は、教育こどもみらいの協議会が開催されました。
市内の小中学校における教育相談、アンケートについて児童・生徒がとりわけいじめについてどのようなコメントを寄せているかについて報告をうけました。
大津市の事例を受けて、今後教育委員会としてどの事例にも共通の対応できるよう、また積極的に各校に働きかけができるよう協議を行っているということです。
なお今回のコメントの集約といった調査は初めてということでしたので、実態把握をするために今後同様の調査を行う考えはないのかという質問を教育委員会に行いました。
県・国の動向を見るという回答で、驚きです。子どもの一番近くにいる組織がそれくらいのことは独自に判断できればよいと思うのですが難しいのでしょうか。
いずれにしてもいじめで一番つらいのは子ども。自分の子どもの頃を思っても、学校と家庭と近所など狭い世界しか目に入りません。その中でつらい出来事があれば、それははあっという間に彼ら・彼女らの心を一杯にしてしまうことでしょう。
それが満ち溢れる前に、私たち大人がベストな手段を尽くさなくてはいけないと思います。
- 平成24年07月27日(金)
東日本大震災で学校と地域はどう動いたのか、という学校とコミュニティの関係と考える自治体教育政策シンポジウムに参加してきました。
都内にある政策研究大学院大学が会場となっており、初めて同学を訪問。教育施策を扱っているということでした。
報道関係者、研究者、自治体関係者など立場と扱う内容の違うシンポジウムは中々興味深いものでしたが、被災者に対する地域コミュニティの調査は大変深いものでした。
後日レポートをアップいたします!
- 平成24年07月26日(木)
政策法務研究会を行いました。久しぶりの開催ですが10名越えの議員参加です。今日は新テーマの世界遺産登録とまちづくりで、現在担当部署が行っているとりくみについて部長から話を伺いました。
世界遺産の街となることで一体どのような変化がこの鎌倉に起こるのか、そこにどう対応するのか。もしくはその変化をどう造り、まちづくりにつなげるのか、また世界遺産と切り離し「鎌倉」という街の魅力を益々高めるために一体何をすべきなのか。
こういった事を根底に据えて街づくりの課題が整理されつつあると感じました。今後も研究会を重ねてなんらかの形にしたいと思います。
- 平成24年07月19日(木)
先日から日経新聞では若年層に十分な職を与えてこなかった日本の行く先がどうなるのか、ということを一面で特集記事にしています。
若年層の非正規雇用者が増加しているということは、安定した生活と、ひいては非婚の遠因、また社会保障などの支え手が薄くなることなど多くの課題があります。
そのまた一つ前の課題として若年層のフリーター、ニートが話題になっています。
いかに自立できる人間に育てるか、子どものいる保護者にとっては切実な問題ではないでしょうか。私もですが。
今日は鎌倉市の主催と、市内で活動するNPOさんたちの協力もえて、まさしく「わが子をメシの食える大人に育てる」で名を馳せる高濱正伸氏の講演が行われ、聞いてきました。
会場は満員。そして高濱氏の率直な表現に大爆笑のシーンも度々あり大盛り上がりの講演でした。
母親像がしっかりしていれば子どもはきちんと育つということで、母親が孤立しない、心で支えるしくみづくりをNPOなど地域の力で作ることが必要。
また子ども同士のけんかなどをすぐに保護者が事件化しないこと。子どもには葛藤の経験が必要。
また、外遊びの絶対的な量が子どもには必要で、公園用の土地がありません、なんて大人が言っていていいのですか。
などなど沢山印象的な話がありました。
それにしても、夫は犬と思え、また夫に対しては、妻を猫と思えという話には大爆笑でした。(それだけ思考が違うので、それを受け入れなくてはいけないという話です)
ちなみに写真は協力団体さんたちの挨拶のシーン。
多くの方々に活動していただいていることを実感します。会場には子連れのお母さんたちがたくさん。今日の話を参考にしてより私もより子育てしやすい鎌倉市にしていくため活動したいと改めて思いました。
- 平成24年07月18日(水)
早朝は大船のイトーヨーカドー近くの交差点、お昼前には鎌倉駅前で、大船警察署や、鎌倉警察署、また交通安全協会さんがたと、交通安全キャンペーンを一緒に行わせていただきました。
とくに大船地区では自転車の正しい乗り方を警察の方が指導していますが、車道の右側を走っていたり、赤信号や横断歩道のわたり方などが徹底されておらず、危ない運転が散見されました。
安全な乗り方の周知徹底は本当に難しいと感じる日でしたが、少しずつ、地道にとりくまなければ達成できないと思います。
それにしても暑い日でした。皆さんお疲れ様でした!
- 平成24年07月15日(日)
お隣の藤沢市でスクエアダンスの大会が開催され、見学してきました。
県下から多くの参加者が集いダンスする姿は壮観でした。
- 平成24年07月13日(金)
第22回湘南六市議会親善ゴルフ大会がホスト市である、鎌倉市・鎌倉カントリークラブで開催され、朝の受付だけお手伝いしてきました。
ホスト市議会にも関わらずゴルフ人口の少ない当市議会では参加議員は二人のみ。
私もゴルフはできないので、受付だけで退散です。
- 平成24年07月12日(木)
議会広報委員会。一面の刷新を今年度から開始し、その2回目の編集となります。今回はあまり知られていない議会のハード、各部屋の写真を掲載しています。来月の8月1日発行号をどうぞごらんください。
話題は変わりますが、写真は昨日とったものです。が、単なるクーラーの写真ではありません。
お世話になっている市外の団体さんが鎌倉の福祉施設に寄付を行ってくださるということで、、暑い夏前にもう一台必要だったというクーラーを子どもの集まる施設に寄贈していただきました。
ちょっとした寄贈式が昨日行われたので、参加させていただき、そのクーラーをパチリ。
様々な場所で様々な人がそれぞれの思いを持って頑張っている、そしてそれにどう応えるよう活動するのか、ということを常に考えますが、また改めて思った日でした。
- 平成24年07月11日(水)
鎌倉市議会政策法務研究会、そして自転車条例について初めて他自治体の議員が視察にいらっしゃいました。
本日は印西市議会からです。
すでに同市議会でも超党派の取組として自転車条例の制定に向けて活動中とのこと。
こちらから研究会の設立経過や、自転車条例の説明を行った後の質疑で、議会内での手続き論や条例についての具体的な中身、また計画策定後の行政の動きや課題など具体的な質問を頂きました。
なお印西市議さんたちは、鎌倉の前日には京都市の自転車条例についても視察を行ったということです。が、市の規模的には鎌倉市の条例の方がより参考になったという意見も頂き、ありがたいコメントですし、各質疑がこちらとしても改めて勉強になることが多く、充実した時間でした。
今後も他市からの視察受け入れの予定があります。せっかくお越しいただけるので、少しでも収穫を得て帰っていただこうと思います。
- 平成24年07月06日(金)
竜馬脱藩といえば、高知県。最近では県知事が竜馬の恰好をしてスクーターに乗った「リューマの休日」のポスターも話題となりました。
昨日から高知県の梼原町に来ています。冒頭で書いたように、脱藩ロードがかかっている町でもありますが、昨今は川を利用した小水力・太陽光・風力発電に加えて、地熱、また町の90%以上を占める森林による木質バイオマスなど様々な再生エネルギーを利用し2050年までに町で利用するエネルギーをすべて町産にするという目標を掲げています。
取組は先進的で、全国各地から視察に訪れるとのことで本日は山形なども含めて3団体の視察でした。
それにしても、同町は国の補助金を利用した事業実施に長けているというのが率直な感想です。各施設は潤沢な補助金を受けての事業実施となっています。(視察に対応してくれた町の職員の方もそこはかなり真剣にやっています、というお話でした)視察で一緒になった山形からの町会議員は、やはり予算面からの課題について質疑を行っていました。
エネルギーの創出が重要課題である今、避けては通れない取組とは思うものの、今回視察した事業すべてを鎌倉で実施できるわけでもなく、街の事情に合致する選択が必要です。
また、日本全国の各地域で梼原と同レベルの事業が実施できるわけでもありません。
梼原町は環境モデル都市として指定されましたが、町での各取組をどのようにして、他の自治体で実施できるのかという精査・研究、そして普及こそが、国でただお金を拠出するだけでなく、モデル都市として指定した責任ではないかと感じます。
町の90%以上をカバーしている森林を利用した木質ペレットなどを創るバイオマス事業も採算はとれていないという説明でした。今回の視察については、後日レポートを掲載します。
写真は小水力発電の現場ですが、約6メートルの落差を利用しての発電。隣接する中学校の電力をすべて賄うということです。
- 平成24年07月02日(月)
久しぶりの政策法務研究会。
自転車条例制定後のキャンペーンや、他自治体議会からの視察受け入れについての確認、また研究会の次期テーマである世界遺産登録の進め方などについて話し合いました。
初めての視察受け入れは印西市議会。次週来鎌の予定です。
- 平成24年07月01日(日)
上野千鶴子氏の講演を初めて生で聞く機会を得ました。
現在話題となっている格差は、男性間で発生することでようやくメディアが取り上げるようになったが、男性対女性の間では以前から格差はあったという話。
また女性、若年層の非正規雇用層を増加させてきた労働法と男女共同参画の関連法はほぼ同時期に変遷の歩みを見せており、正規(こちらに関しては、男女差別なし)と、それ以外の非正規雇用に区分した上で、非正規層については、差別をすることを可能とした、まさしく表裏一体の動きとして考えられるといった指摘目からうろこでした。
なお、今回の講義は日経の女性向けのフォーラム内でのプログラム。このため参加者はほぼ100%女性です。
こういった女性向けというフォーラムが存在すること自体が問題なのよ!という隣に座った参加者の方もいますが、政治・社会のリーダー的役割を占める女性率が先進国中もっとも低い日本においてはまだまだすべきことはあります。