- 平成23年10月31日(月)
何の写真かといえば、名古屋市議会場です。
視察先ではたまに議会場を見せてもらう機会がありますが、ここまでクラシックなタイプは会津若松市を拝見した時以来です。
今回は三浦半島の地方議員で構成する議員団で名古屋市に視察で来ています。
河村市長の三大公約の一つである地域委員会の取り組みについてが本日のテーマ。
同市では昭和30年代より地域の活動団体として、自治町内会、民生委員、消防団などが一緒になった連絡協議会という組織が260箇所ほどありますが、これらとは別立ての組織をつくり、またその(半数の)構成メンバーを選挙で選出し、年間500万円から1000万円の予算の使いみちを地域委員会で決定してよい、という取組が地域委員会。
とはいうものの、その決定内容はほとんど安全・安心のまちづくりや街路灯、などの活動にあてられています。また地域委員会メンバー選出のための選挙や運営はすべて行政がフォローしているということで、今後全地域に拡大した場合には(現在はモデルの8か所のみ)、どうやって選挙を行い、また運営するのか、という課題があります。
また既存の連絡協議会ではすでに毎月自立した定期会合を行い、毎年予算要望も行っているほどの確立した運営を行っているということでした。
連絡協議会のメンバーを今までいない構成員を増やし(NPOや、ボランティア団体など)予算を充当すれば済む話では、とも思い、質問しましたら、実際名古屋市会からはそういった指摘もあるようです。
また二元代表制を否定する(という、増田元総務大臣や、学者の先生方・業界的にはこう形容される)河村市長の一方的な主張によりすでに報酬も半減されたということで、こういったポピュリズムだけで押し通していく強引な市政運営の付けは市民が払わなくてはいけません。(事実減税を実施しても、市債は増大しているそうですから…) 課題の多く見えた名古屋の取組でした。
- 平成23年10月29日(土)
市内を車などで走っていると、様々な企業の看板を目にしますが、一体何を作っているのだろうと思ったことはありませんか。
そんな疑問に一挙に(?)答えてくれるのが、鎌倉・モノづくり展2011です。本日まで鎌倉商工会議所で開催されていました。
昨年度に引き続いての開催ということで、地元工業会の相互交流と鎌倉のモノづくりを地域に紹介することを目的としてます。会場には多くの企業がパネルや実物を置いて、業種や取り扱い製品などを説明していました。
一般の入場者の方が、この会社ってこんなものを作ってたんだ、と思わず感想をもらしていましたが、本当にそのとおりの感想を私も持ちました。来年もぜひ開催を期待したいです。
- 平成23年10月28日(金)
以前も書いたかもしれませんが、日にち薬というものは効く場合と効かない場合があるようです。
今日は鎌倉市の戦没者追悼式が行われました。
ご遺族の方が「今でも夫をなくして号泣する母の姿が忘れられない」とご挨拶の中で述べられながら涙ぐむ姿を見ると、時がたっても癒えないものが確実にあると思います。
今年は先の大戦から66年目。改めて大きな犠牲の上に今ある平和のありがたさを噛み締めますし、また、この記憶は風化させてはいけないというご遺族の方々の気概を感じます。
- 平成23年10月21日(金)
のんびりスペース大船、ご存知ですか。
障がいのある子供たちが、放課後や、夏休みなどに集って、楽しく過ごせる場所、また保護者の方のレスパイトサービスを提供しています。
昨年度から移転先について一転二転としていましたが、現在の場所に落ち着いたということで、見学させていただきました。
線路に隣接した家屋ということで電車が見られたり、また以前から活動場所としていた大船教会の近くで、地域の方の一定の理解もあり、と恵まれた場所のようですが、予算面ではなかなかハードな運営を行っていると感じました。
しかし学校への送迎もあり、利用者の方も多く在籍。今後の障がいのある子供たちへの支援を考えた時、外せない取り組みです。拡充の方向性は間違いないものの、安定した運営には一体どうすべきか、知恵をしぼるべき時です。
- 平成23年10月19日(水)
葛巻町に来ています。岩手県北部に位置する町で、風力発電の風車の光景でも有名です。
観光厚生常任委員会の初日はこの町のエネルギー施策について視察を実施することとなり、訪問しました。
風力発電以外にも、太陽光発電、木質バイオマス、畜ふんバイオマスなど様々な施設が展開されています。写真はその一つ、地中熱ヒートポンプ、太陽光、太陽熱を利用したゼロエネルギー住宅です。
とりわけ風力発電は町の7,400人強の人口をまかなえる以上の発電を行っています。
しかし3・11の震災時には、町に供給することができず、(東北電力に売電するため)中々住民にはその取り組みの実態が見えにくいということで、メリットを感じられる施策を展開していくということでした。
1995年から地域資源を生かした「自然にとともに豊かに生きる町」宣言を行い、いまや全国的にもその名を馳せる同町。視察も年間200団体以上、また第三セクターのくずまき高原牧場などもまずまずの経営状態ということで、ブランド構築に成功した町の見本でした。
- 平成23年10月17日(月)
11月1日に発行される議会だよりの編集を行う、広報委員会に出席しました。
少しずつですが、表現方法ややり方なども変更しています。先日の議長会フォーラムでは議案に対する賛否は個人ごとに表記したほうがよい、という話もありましたら、鎌倉では(たぶんこちらが多数派でしょうが)会派毎の表記となっています。しかし、紙面の都合上という話もありますが、いかにして興味を持ってもらえる内容・体裁にするかはまだまだ追求すべきテーマです。
- 平成23年10月16日(日)
秋祭りのシーズン。子連れで伺っている私です。
今日伺った会場でも子どもの遊べるふわふわ(室内トランポリン)があり、昨日は別のところで怖気づいてできなかった信長も今日は成功。
精一杯飛びました。
- 平成23年10月14日(金)
毎年開催されている、「防犯と交通安全のための大船・玉縄地区市民大会」に参加してきました。今年は40回目ということですが、会場を芸術館から大船警察署に移しての開催となりました。
日ごろ防犯指導員、少年補導員として活動していただいている方の表彰などが行われました。大会宣言の通り、自分のたちの街は自分たちで守る、という気持ちがまず第一歩と改めて感じました。
表彰されました皆様、おめでとうございました。そしてありがとうございます。
- 平成23年10月13日(木)
青森に集った地方議会議員の数、およそ2,400人。
今年で6回目を迎える全国市議会議長会研究フォーラムが青森で開催され、参加しました。
鎌倉市議会では任期中に一度は派遣という形でこのフォーラムに参加できることになっています。
議長会の主催ということもあって、テーマはやはり地方議会の活性化や、先般話題となった首長と議会の二元代表制を考えるか、また議会基本条例の制定等について。
議会基本条例についてはもはや制定している議会も多数あるものの、一体なんのために制定されたのか、が置き去りになっていては機能しません。
パネルディスカッションでは全国で初めて同条例を制定した、伊賀市議会もパネリストとして参加していました。
基本条例制定に伴って開催した、市内各地域で市民を対象として議会で行う報告会の実施、またその報告会で受け取った市民意見にはどう対応するのか、また議場で市長などに反問権を付与することについて(驚きかもしれないですが、議員の質問に対して、市長・部長などが反問することは基本的にはできません…)は積極的に進めており、またその目的も明確です。
鎌倉市議会でも前任期より議会の活性化などについて議論を進め、すでに報告書などにまとめられていますが、たとえば基本条例化などさせて結実させる時と感じました。
写真は、青森ベイブリッジ。
東北新幹線の青森への開通に伴って街の活性化が図られたのかと思いましたが、タクシーの運転手の方の弁では効果は見えない、とのこと。
しかし、フォーラムの後見学した三内丸山遺跡の見事さ。北海道・青森の縄文遺跡郡を世界遺産登録に向けて推進する意気込みも感じました。
- 平成23年10月06日(木)
キーワードはスマート、のシーテックジャパン2011です。
自治体運営に関してはクラウドの活用に昨今注目が集まっていますが、最新技術の動向を見るために4日に開幕されたシーテックに行ってきました。
スマートフォンにスマートハウス、スマートカーにスマートシティ。高度な技術は「スマート」に結集されています。
ほかには、脚力が低下した人や、下肢の運動機能に障害のある方向けの装着型のロボットスーツや、健康データを蓄積し、遠隔地からのケアや統合的な管理を行うことを目指す団体の取り組み、また一人暮らしや、今回の震災を受けて仮設住宅で暮らす方の安否確認を行える技術や、今後増大する一人暮らし向けに異世代が暮らすシェアハウスの提案など、今後行政が抱える課題に向けて具体的な回答になる取り組みも多々見受けられ、刺激になりました。
子どものころは、大人になったらドラえもんの近未来の世界になっているものと思っていました。街の姿は急変しませんが、技術は着々とその進歩を遂げていることを実感しました。
- 平成23年10月03日(月)
広報委員会では今回の9月定例会の内容を掲載する11月1日号の内容について検討を行いました。
なんといっても今回は陳情の多さ。結論の出た陳情だけでも10本ということで、これを全部掲載するために通常紙面の1/2を使います。
なお表紙の写真を募集中です。詳しくは議会のHPをごらんください。
応募ページはこちらです。11月にふさわしい写真をお待ちしています。