- 平成22年05月31日(月)
鎌倉市議会では議長・副議長・監査の3役の任期を申し合わせにより一年にしています。
6月の定例会で約一年ということで次期の3役選考に向けて、選考委員会が開始されました。
現在様々な自治体で行われている議会改革は議長が率先して取り組み結実させた(例えば議会基本条例の策定など)例も多く、その役割が増大していると感じています。
- 平成22年05月30日(日)
クリーンアップ鎌倉の日。心配されていた雨も上がり少し涼しいくらいのいい天候です。集合場所ではたくさんの人が集まっていました。親子連れの方もいます。
ゴミの収集袋は配布されるのですが、デザインがかわいらしかったので、思わず撮影してみました。
やはり落ちているゴミはタバコの吸殻が多いですね…。
- 平成22年05月28日(金)
古いものを見たければ、博物館か、議会へ行け。
というのは全国県議会議長会の事務を務めた自治法務に詳しい野村氏の言葉ですが(しかしすごい言葉です…)、議会にもトレンドの影響をうける側面はあります。
前にも書きましたが、例えば議会改革。
ちょっと前までは議員定数削減や、政務調査費用の見直しなどが主流でしたが、現在は政策法務、いわゆる議員立法が主流に扱われ、いくつかの地方議会で議会発条例が何本も制定されています。
だから、というわけでもありませんが、各会派から発起人が出て政策法務研究会の立ち上げを行いました。本日の代表者会議で議長からも正式に報告してもらいました。
研究だけではなく、議員立法、条例制定を視野にいれた会です。議論は全てこれからですが、とりあえずスタートラインに立ちました。
- 平成22年05月24日(月)
国や県に意見書を提出してほしいという陳情・請願(例えば前回の議会では「栄養教諭の配置促進を求めることに関する意見書」など)が提出された場合、それを審議する各委員会では全員賛成の場合だけ、その意見書を委員会のメンバーが提出議員となって本会議に提案します。
なぜ全員賛成か。
本会議で議会としての賛否を問う時に、委員会でも全員賛成している案件の方がより安定した賛意を得られ、可決するだろうという予想のもとに現在までこういった運営が行われてきました。
しかし、今日の議会運営委員会では委員会で多数しか賛成していなくても意見書を提出できるようにするべきではないか、という意見に基づき、賛成多数の場合は、賛成多数でその陳情・請願自体は採択された、とすることになりました。(しかしこの場合でも自動的に意見書が提出されるわけではなく、これまでと同様賛成議員が提出する必要があります)
しかし、わかりづらいですね…。わかりづらいから賛成多数でとりあえず審議した委員会で多数で採決されたかどうかを委員長報告したいという要望もわかりますが、委員会と本会議でその採決状態がひっくりかえらないことにすることが必要です。(そもそも陳情・請願提出者は意見書の提出を求めているわけですから)
- 平成22年05月21日(金)
第一回若手政治家サミットが文京区シビックセンターで開催されました。委員として多少なりとも開催にかかわりましたが、当日は全国からの物産展も催され、多くの方にご来場いただき感謝です。
今回は所属する若手市議会議員の会と全国青年市長会との共催でしたが、市長会から参加した数名の市長さんたちが、若手市議会議員の会出身ということも分かり、ぐっと親近感がわきます。
なお懇親会では地域を元気にするには、というお題でグループディスカッションが行われまたしたが(なんてまじめな…)、やはりそれぞれの地域資源の掘り起こし(人、環境など)とそれを有効活用するツール構築が必要、とうちのグループでは結論にいたりました。
初回の開催でしたが、中々各自治体を超えて議員が団結して活動することが難しい中、意義ある取り組みだったと考えています。
なお物産展には遷都君、チーバ君、カブちゃんといったキャラクターも集合。人気のまとで、写真をたくさんねだられていました。(私もすかさずチーバ君と。千葉国体のキャラクターです)
- 平成22年05月20日(木)
昨日大船防犯連合協会の総会があり出席してきました。大船署管内の議員はみなお招きいただいて、総会を毎年参加させていただいているのです。
軽法犯については平成14年度を境に減少傾向であり、今年度も昨年度対比で現在193件、マイナス14件ということでした。地域の皆さんのご努力のおかげと思います。防犯の腕章をつけて歩くだけでも、空き巣などに対しては、効果があるそうなのです。
なお警察署長の話で11月に行われるAPECでは、名所を数多く抱える鎌倉市にVIPの訪問も予想されているとのこと。益々鎌倉が国際観光都市として名をはせる機会だと感じました。
なお市内の交通事故死は昨年度ゼロ件! 29年ぶりの快挙です。
- 平成22年05月19日(水)
所属している議員団会議の研修があり、NHK解説員の影山氏から今後の政治状況などについて講義がありました。
さすが、話のプロ、本当に聞きやすくよどみがないしゃべり。講義は政党支持率などを軸に進められました。
現在内閣支持率の低下が大きく報じられていますが、民主党への支持率自体は政権交代時がピーク。
1月からは献金問題や予算の箇所付け問題、普天間問題などが噴出し、低下したものの、現在の支持率はなんと1年前の4月とほとんど変わらない20%程度ということが印象的でした。
ということは、やはり無党派層の行方が夏の参議院選挙の勝敗を決めるわけですが、じわじわ戻る自民支持に対しての危機感を持ち、やはり民主党への回帰となるのか、それとも新潮流への向かうのか、大変混沌としています。
また現在参議院選挙に向けてのマニフェストの編成が行われていますが、これとて新しい項目を付け加えるより前に、まず衆議院議員選挙時に提示されたマニフェストの総括(実現性や、改めて財源確保に対しての道筋をつけるなど)を行った後で編成すべきとのこと。
現在迷走を続ける普天間にせよ、子ども手当てにせよ、党内の議論の熟度を高め、マニフェストとして改めて結実する必要があることは指摘の通り、納得です。
- 平成22年05月18日(火)
平塚競輪事業撤退で、平塚市から鎌倉市が訴えられていた裁判で、鎌倉市は横浜地裁の判決を受け入れ、約1億540万円の補償金を支払う事となりました。
以前出された調停案と概ね同じ金額であり、また裁判費用も折半だったことを考えれば双方痛みわけ(?)ともいえる内容であったと考えます。
なお一部に報じられたとおり、事業撤退には3年度前からの予告が必要という裁判所の判断。競輪業に限っての判断と市は受け止めています。
今後鎌倉市のみならず自治体間で進むであろう広域連携事業などに影響する可能性は低いとのことですが、契約内容などについては少しナーバスになる必要もあると感じました。
- 平成22年05月14日(金)
昨日に引き続き研究大会の参加です。
今日は冒頭事業仕分けについてのセッションが行われ、枝野大臣、河野議員、福島氏などがどうあるべきかの討論を行いました。
私としては前年度から国で行われた事業仕分けについて、推進賛成です。以前一般質問で取り上げたこともありますし、注目度も高く、税金の使い道といったことについての関心を喚起したと思っています。
もっとも前日、山口北海道大学教授の「東京でも事業仕分けは東京での視点でしか行われなかった」という指摘の通り、予算面からの事業仕分けをいったん行った後で、それが今後行おうとする国づくり(地域でいえばまちづくり)の方向性とどのくらい合致するものなのか、もう一度判断する、二段構えが必要だろうと考えます。
また地方議会としては予決算委員会を行っているわけで、これを議会としての事業仕分けを行う場としてもっと利活用する場にすべきという、パネリストからの意見にも賛成です。とりわけ今年度予算については修正案も提出したくらいですが、より議会はこれらの取り組みを真剣に行うべきです。
また午後のセッションでは超高齢社会について、社会保障、とりわけ介護はどうあるべき課という課題が扱われましたが、鎌倉市でも介護保険として100億以上使っています。
制度の再考ももとよりやはり介護を含んだ社会保障は今後どうあるべきか、財源確保と併せて早く結論・方向付けをしてほしいと現役世代の一人として思います。 目的税としての消費税増税は避けられないのではないでしょうか。しかし、この点についてはパネリストの意見は別れており、国での姿を見るようでした。
前日も2012年問題として指摘されましたが、団塊世代が高齢者と区分される年齢層に達します。22年から24年で高齢者層は660万人。対して新生児は1年105万人。超高齢者社会に突入なのです。しかし、こういった世代間の負担についてはあまり大きく論じられない事も気になるところです。
- 平成22年05月13日(木)
以前一般質問や、代表質問で、リーダーとは何か、リーダーが示すべきビジョンのその内容はなにか、という事を取り上げました。
ビジョンや理念は確かに大局的なものですが、その絵を実現するために具体的な政策がそれにくっついてくると考えているためです。
今日参加した地方自治経営学会研究大会(地方議員向けの勉強会みたいなもの)でも、ビジョンについての言及があり、わが意を得たりという気持ちです。
政権交代についてのセッションで前鳥取知事の片山氏や、また北海道大学教授山口氏から、何のための政権交代であったのか、その理念・ビジョンを鮮明にすることなくマニフェストが編成されたため、各マニフェストにおける整合性がないという話の中で、政治における理念・ビジョンの必要性が指摘されました。
また官僚主導でなく、政治主導が求められるが、それには官僚より広い見識・民意に立脚した視点が必要という指摘がもあり、地方議会においても同様の事が求められると痛感しました。
現在国で進められている地域主権の取り組みについて総務省からの現状説明のセッションもありましたが、日本ほど国会・地方議員になるための障壁が高い国はなく、その障壁の一つは現職議員の意識であろうという指摘には少し納得…。
というのも、例えば一般の会社員の方の立候補を増やすための、休職可能の立候補制度新設などが地方制度調査会などで取り上げられても、調査会に参加する現職議員から、どんな人間が立候補するかわからないからそういった制度は認められないとする発言があった、ということをもれ聞くと、それにも一理あると思わざる負えません。
いずれにしても地域主権が進められるなら、地方自治体・地方議会の役割がますます大きくなっていくことは否定できず、レベルの底上げが必要です。
- 平成22年05月12日(水)
議会運営委員会に出席しました。国や県などに意見書を提出してください、という陳情は委員会で全員一致とならなければ、委員会から提出できず、賛成議員が議案として提出し、本会議で採決することになっています。
委員会と本会議での結論を違わないようにする、という目的もありますが、中々理解が難しい取り決めです。
改正された地方自治法の解釈のからみもあり、結論は次回に持ち越しです。
- 平成22年05月09日(日)
第7回の大船まつりが行われました。心配されていた天気も快晴。暑いくらいの日となり、オープニングの和太鼓も多くの人が見守る中威勢よく打ち鳴らされました。
昔あそびコーナーも場所が変わって芸術館前となり、たくさんの人で大賑わいでした。こうして少しずつお祭りの歴史が重ねられ、定着していくことを感じます。
子どもにイルカの風船を買わされて大出費(!?)でした…。