- 平成17年11月30日(水)
耐震偽造などの大きなニュースが目立つ中、国から地方への税源移譲に関する政府・与党の合意が報じられました。
全国知事会長麻生氏が「画期的」と評するその内容は、来年度に国の補助金6,540億円を削減、そのうち6,100億円を地方へ税源移譲し、04年度から3年間で3兆90億円を税源移譲するというものです。
地方側は、税源の移譲に伴ってある程度の裁量・自由を得ますが、これをどう生かしていくのか。実質的に地方の実力が問われる時代となってきました。
- 平成17年11月29日(火)
マンションの強度偽装は本当に大問題に発展しています。今日の証人喚問はどのチャンネルでも報じられていました。
鎌倉市内の現状を建築指導課に聞きました。現在名前が取り沙汰されている設計会社などが関与した物件はないということですが、今回明らかになっている会社が氷山の一角でないことを懸念するばかりです。
また一部の新聞で候補の名前が取り沙汰されていましたが、団会議で(正副議長など議会三役を決める)役員選考委員会の現状などについて確認しました。
- 平成17年11月28日(月)
ユネスコときて、鎌倉に住んでいれば世界遺産、と連想します。しかしもちろんユネスコの活動はそれだけではなく、当然幅広いもの。
今日読んだ新聞の論評ではユネスコが来月行う国際生命倫理委員会について触れられていました。
遺伝子技術、生命科学の急激な発展により人類は恩恵を受けています。しかしその一方臓器を搾取されていく貧しい国などを生み出しており、このような差別、搾取を許さず、また倫理的な医療のルール作りを同委員会では10月に採択された世界宣言にそってますます検討を推進する、という内容だったかと思います。
ちなみに最近のある映画は、身体の一部や臓器や身体の一部を提供するためだけに生み出されたクローンたちを主題としています。
人の欲求は限りなく、間違いなくその欲求が科学・技術の進展に寄与した。しかしその技術は人類全体のために使用されるべきだし、ある一定のルールを常に守られなくてはいけない、ということを強く思わせ、かつ、かなりリアリティのある映画でした。
冒頭の委員会、そして採択が、常に正しい方向に技術の進展させてほしいと強く思います。
- 平成17年11月24日(木)
参議院議員浅尾慶一郎議員の主催する「そろばん塾」に参加しました。そろそろ我々青年層の出番ではないか、といった意味を込められたこの勉強会ですが、かなりの盛況ぶりです。
タイトルは最近の北朝鮮情勢。北朝鮮の持つ唯一で最後の、支援誘導・外貨稼ぎの武器である核放棄はまずありえないということ。また近年一大消費地と化した中国は北朝鮮の資源の確保のみを目的として植民地化を図っているのではないか。
そして北朝鮮は国家としてもはや存在できないラインにおり、韓国を飲み込むことで生き残りを図りたいと考えていることなどが、早稲田大学現代韓国研究所客員教授の方から語られました。
同氏が最後におっしゃられたのは情報の重要さ。それなくしては全ての戦略は立てられないということでした。
国家にも地方にも、そして個人としても必要な情報を、いかにして有効なものだけを抽出して役立てていくのか・・・最近思うこともありこの言葉は響きました。
- 平成17年11月23日(水)
表彰されたのは、30年以上従事され、60歳以上・かつ指導的立場にある方は技能功労者として22名。15年以上で模範的立場の30歳から50歳代の方は優秀技能者として10名。7年以上で30歳未満の将来を嘱託された方たちは青年優秀技能者として5名。(区分若干間違っていたらすみません・・・)
年齢が若くなるにしたがって表彰される方の数も少なくなっているのですね。来賓祝辞で数名の方が述べていたように、科学技術の進展に伴って、職人さんによる技術の承継が難しくなってきたことの現れなのでしょうか。だとすれば残念なことだと感じました。ともあれ受賞された皆様もますますの活躍を期待するところです。
その後は芸術館で民謡民舞の発表会にお邪魔しました。合唱あり、唄あり、踊あり、曲引ありと本当にバラエティ豊かでいつも素晴らしいなあと思います。発表会に出演していた皆さんも日本文化伝統を継承する一翼ですね・・・。
そして芸術館の後は鎌倉プリンスでコンサートを聴くというなんだか勤労感謝の日ではなく文化の日のような一日でした。
また昨日議会運営委員会で議長の辞任意向が明らかにされたことが今日付けの新聞各紙で取り上げられていました。民主党会派としての意思はこれで明らかにされた訳ですが、12月議会までにまだまだ協議すべきことが満載です・・・。
- 平成17年11月21日(月)
所用で民主党神奈川県連事務所に訪れました。先月行われた大会で浅尾慶一郎参議院議員が代表になってから初めて行きましたが、いきなりレイアウトが変わっているというわけではありません(当然か…)。
話は変わりますが、最近世間的にホットな言葉は「下流社会」。この言葉の火付け役となった著書(三浦展著)を読みました。
日本人の階層意識は中流が大勢を占めていると思われていましたが、その中流の中でも上流、中流、そして下流へとセグメント意識が顕著に分かれ始めた年代層は団塊ジュニアの私たちの世代というのです。
そしてその原因となったのは「自分らしく生きること」。 つまり、「“自分らしさ”や、“自己実現”を求める者は仕事においても仕事においても自分らしく働こうとする。しかしそれでは高収入を得ることは難しいので、低収入となる。よって生活水準が低下する」(「下流社会」より)というのが著者三浦氏の指摘。
そういえば、私も「自分らしく」という言葉の呪縛には勝てないのです。団塊ジュニア…。
- 平成17年11月16日(金)
今日は身障者の方々のスポーツ訓練にお手伝いとして駆けつけました。ボールを投げる、車椅子で体育館を行ったりきたりする、など各人のメニューは様々です。しかし付き添いの一人の方から伺うともう少し施設が整っていればこういった事も行いやすいのに・・・とのお言葉をいただきました。
また、一人の男性は明日のサッカーの試合に備えてシュートの練習。10チーム以上が集まる大きな大会だそうです。健闘を祈ります。
最後にはみんなで大きなボールを使って室内野球。大きく打つと見せかけて手前に落とした私の打球には「人間性が見える」と笑いながらの批判を頂き・・・すみませんでした。またしても楽しませていただいた私です。
- 平成17年11月17日(木)
民主党第四区の常任幹事会が開催され出席しました。神奈川県連の常任幹事会での報告事項、来年早々に向けての取り組み事項などが内容でした。
今年度は自分の選挙で落ち着かない日々が始まりましたが、やはりそのままの勢いで今年度は終了しそうです・・・。
- 平成17年11月16日(水)
今日は全国若手市議会理事・ブロック長会にオブザーバーという立場で出席しました。全国ということで、北海道や九州からも参加者がいらっしゃており、みなさんの熱意の高さをうかがわせます。
同会も発足から10年以上経過し、人事体制、新しく着手すべき事業、広報など検討事項が目白押しで会議も長時間にわたりました。
ともあれ所属党や個々の信条・政策の壁を乗り越え若手ということで行動できることは有意義だと思います。
しかし昨日、一昨日の急激な寒さの中薄着をしていたらいっぺんに風邪をひいてしまいました。マスク着用で今日は一日過ごしましたが、こころのたるみかなあと少し反省です。
- 平成17年11月14日(月)
今日は代表者会議、議会運営委員会を傍聴しました。代表者会議では(実施が18年度以降になりますが)議場に車椅子用の傍聴スペースを増設することが承認されました。
議会運営委員会では政務調査費・議会のあり方について各会派から募った意見をそれぞれ吟味。
午後は鎌倉市社会福祉大会に出席しました。福祉施設で10年以上在職した方など福祉に貢献した方の表彰に続いて、各地域での高齢者の方の見守り活動についての報告を聞きました。
特に興味深いとりくみは離山町内会で実施している一人暮らしや寝たきりの高齢者の方の見守り活動です。
隣近所、親戚・組長の方々で見守りチームを編成されて見守りを実施。神戸市長田区の取り組みをモデルにしているそうです。
実施には手間がかかるものの町内の雰囲気が明るくなった、など良い成果が得られているそうです。各地域へ導入を進めることが望まれる取り組みでした。
- 平成17年11月13日(日)
親善空手道大会の開会式に参加。開会式前には各流派に分かれてウォーミングアップを兼ねた稽古を行っていました。
小さい子が道着に体を包み真剣に掌を繰り出す姿には心打たれるものがあります。 一心不乱に打ち込める瞬間をもてることは本当に幸せ。関係各位のご努力に敬意です。
その後は大仏殿で行われているかまくら国際交流フェスティバルへ。何も知らず大仏殿を訪れた観光客の方は今日はラッキーな日だったと思います。各参加団体の趣向を凝らしたブースで楽しめたのではないでしょうか。
ちなみに私もラオス友好会のブースでは、初めて頂くラオスラーメンを賞味させてもらい、日独協会のブースでは各都市のパンフレットを頂き、楽しませていただいたクチです。
フェスティバルを後にし、由比ガ浜商店街の空き店舗を活用した一日限りのケーキ屋さんへ。知人の知人が商店街の募集に応じて開店していたものです。売れ行きを心配しましたが完売とのことで、地域力の大きさも改めて感じました。
- 平成17年11月12日(土)
玉縄まつりにうかがいました。天気予報は9時までには雨がやむとのことでしたが、7時くらいはまだ雨が降っており、無事開催されるか心配でしたが、10時にはすっかり快晴。30分開始時間をずらして、会場となっている校庭からもかなり水がひき安心しました。
各町内会・団体の方の出すテントでは軽食や、フリーマーケットなども行っており、石鹸セットを買おうか真剣に見ていたのは私です…。
- 平成17年11月11日(金)
今日は鎌倉防衛協会創立10周年記念のふれあいコンサートに行きました。会場自衛隊横須賀音楽隊と鎌倉女子大学合唱団の共演です。
2部構成になっており、2部はクラシック、2部は時代劇主題歌メドレーや、幸せなら手をたたこうなど、ふれあいコンサート、という名にふさわしい皆で楽しめるプログラムでした。
近くに座っていた小学生の子も身を乗り出して聴いていて、本当に楽しそう。気をはらず音楽というものを楽しめる機会は本当にありがたいです。
ちなみに音楽隊の指揮官の方も、花束贈呈をされたら、その中からバラ一輪を贈呈をした女性にお返しする、という洒脱さぶりでコンサートに花を添えましていました。
- 平成17年11月10日(木)
今日は関東若手市議会議員の会の研修に初めて参加しました。同会は35歳までに初当選した45歳までの市議会議員を会員とし、連携をもって民主主義と地方自治の発展に寄与することを目的とする会です。
本日の内容は、地方公共団体における情報セキュリティ監査、そして住民基本台帳閲覧制限条例について。最近他市において、職員が通常業務には使用しないWinnyを業務用PCにインストールしたことから住民1万人以上の個人情報が流出した例などを取り上げながら情報セキュリティの重要性について民間業者の方から話を聞きました。(ちなみに霞ヶ関方面も担当しているとのこと)ウイルス対策ソフトが適切に各PCにインストールされているか、また日々進化するウイルスに対応できる策がとられているか、など細かなことがセキュリティにつながると実感。そして上記のような事件を防ぐにはモラルも求められるところです。
またもう一つ研修内容の住民基本台帳閲覧制限条例は、さいたま市の超党派の議員が先の9月議会で提案、採択まで漕ぎ着けたものですが、そのプロセスが一見に値します。
超党派による数回にわたる勉強会、委員会での数名の参考人招致、大学教授による条例案のチェック、先進都市の視察、プロジェクトチームの立ち上げ・活動、と、多くの時間と多くの人々が関わって作り上げた内容になっています。
「後発だが、だからこそどこよりも良い条例だという自負がある」との提出議員の言葉どおり、現行の法律に鑑み、例えば条例名も「制限」といった語句を使用しないなどの細かい配慮がなされているものでした。
鎌倉市は同条例は6月に提出され先進のはずなのですが、この厚みあるプロセスの前には唸るばかりでした。議員提出も含め、条例制定には積極的に関わるべきとの考えを持っていますが、それには慎重に吟味すべき一定の時間と人手が必要だと再認識しました。
- 平成17年11月9日(水)
昨日・今日と観光厚生委員会の視察に出かけていました。行き先は昨日が角田市、今日は会津若松市です。
鎌倉市よりも早いスピードで高齢化の進む角田市。市全体で33,479人中8,144人の24%以上が高齢者層。「あぶくまの風かおる健康と市・角田」を都市像として掲げ、生涯健康プロジェクトを推進中。
14年度に開設された総合保健福祉センターウエルパークかくだを見学しました。乳幼児保健、デイサービス事業などを展開し、また医師会、歯科医師会事務局が中に併設されていることから、保健・医療・福祉の連携がわりにとれやすい体制が作られていることが特色です。
そのほかスペースがゆったりとられている施設内の庭には災害時にはかまどになるいすが数個備えられており、一つのモノ、スペースを無駄なく多角的に使おうという姿勢に感動。
そして今日はリクエストを聞き入れていただいた会津若松市を訪問しました。夏に同市の市長の観光行政に対する取り組みを研修会で聞いて以来、訪れてみたいと思っていた場所です。
まちなか観光に力を入れている会津若松。具体的には市から認定を受けた(商店街が主体となった)まちなみ観光推進団体が助成を受け、まちなみを復興させ観光の呼び水にしているという流れ。
景観に関しては協定に基づく改修を行う、暖簾、看板など。商工関連では中心街の空洞化に歯止めをかけるための空き店舗の使用に対して。観光客に貸し出しするトイレの改修事業に対して、など三方向からまちなみの造成に対して助成を展開しているとのこと。
10年前から着手されたまちなみの造成は最近ではやっと落ち着き助成自体の額は今年度もそう多くはありませんでしたが、こういった試みを展開していることは大事です。
トイレの貸し出し、傘の貸し出し、荷物の預かり、自由に座れるいすのスペースの提供などを実施している商店街もありますが、特筆すべきは何も補助はなく自発的に行っているとのこと。観光客誘致という大局的な目標に向かってまとまりができていることは、できそうで、なかなか難しいことです。ちなみにこのサービスをもっとも推進しているのは大町通り商店街で、あちこちの店でサービスのサインを見ることができました。
他に参考にすべきは21市町村で取り組んだ広域観光地の提案と利便性の高い周遊バスハイカラさんでしょうか。また市営の駐車場を充実させパークアンドライドを展開していることも注目に値しま
す。(しかし無料だったこの駐車場も行財政改革のあおりをうけ来年度から有料化が検討されるそうですが。)
ちなみに会津若松市の市役所が昭和初期に建造されたものでポストモダンの香り漂う建物でした。議場も本当にクラシックな造りです。なお、11月に合併が行われており、人口13万人に対して議員が60数名(!)。議場は椅子の入れすぎでパンパンでした。目で見る市町村合併という感じ…。
私にとっては他市の情報を取り入れつつ、各会派の先輩方と話せる貴重な機会でもある委員会視察です。皆様お疲れ様でした。
- 平成17年11月7日(月)
久しぶりに民主党鎌倉市議会議員団の会議がありました。来週行われる代表者会議、議会運営委員会で取り上げられる議題について話し合いです。
すでに議会改革の項目、政務調査費の使い方など各会派で取りまとめられた内容を議会運営委員会で検討します。
政務調査費についてはその使途・報告方法など厳しいものが求められるのは当然。しかし自治体によって支給額・使途内容に大きなばらつきがあるのが現状です。
しかしこれも税金だと思えば、いかに有効に、そして公正に使用するかは明確にして、しすぎることはありません。結構問題にされることが多いですし…。来週の議会運営委員会ではどのような結果が出ることか。
- 平成17年11月6日(日)
日ごろの活動が大事だよ、と色々な方から助言をいただきます。
民主党は次期衆院選の公認候補選定にあたり惜敗率、年齢の条件を前回公認の基準より厳しくする方向で動くことが報道されていました。
それというのも先の衆院選で敗れた候補は選挙区での日常活動が不十分だったという批判が党内から出ているため。我が身も振り返りつつ記事を眺める日でした。